What is Kinjiro Africa Project?
金次郎アフリカプロジェクトは、これから大きく経済発展するアフリカと経済が縮小していく日本を融合させ、二宮金次郎の勤勉、倹約、利他の精神を柱にして、お互いに協力して共存共栄の世界を築いていくことを目的としています。
日本の持っている技術、ノウハウ、物、教育システムなどをフルに活用して、子供たちの世代から、「魚をあげる」のではなく、「魚の釣り方を学ぶ」ことで、持続的な経済発展を進め、共存共栄を図っていきます。
その根底には、金次郎の教えの一つ、「たらいの水の法則」があります。自分のためではなく、社会のために良いことをすれば、いずれ自分に還ってくる、という考え方を実践することで、将来日本がアフリカに助けられるようになります。
そのために、本プロジェクトは、アフリカと日本の懸け橋となって、双方で強固な パートナーシップを構築していきます。

金次郎アフリカアプロジェクトとは
アフリカの現状と未来
Africa's current situation and future
現在人類の6人に1人、約14億人がアフリカの人々であり、2050年には4人に1人、約25億人がアフリカの人々になると言われています。
アフリカの平均年齢は19歳で、若いパワーにあふれています。アフリカは広大な土地に54か国あり、各国が順に、日本がかつて経験した以上のハイスピードで高度経済成長していくと予測されています。
一方、日本の平均年齢は48歳で、これから益々、人口減少と高齢化が進み、経済が縮小していくと予測されています。
日本が豊かさを維持するためには、これから超加速度的に高度経済発展するアフリカと協力して、共存共栄していくことが極めて重要になってきます。
ところが日本では、アフリカの現状があまり報道されることもなく、アフリカに対する古い認識から、大手企業もアフリカに行きたがらないのが現状です。
アフリカでは、これまでヨーロッパや中国が経済的利益を享受し、自国を発展させてきました。しかし、アフリカ側から見ると、アフリカの人々の雇用が増えず、技術移転も行われないことから、国民の貧困解消にはつながっていないという不満があります。また、国の一部の有力者だけが既得権益を獲得して富を独占している状態になっています。
貧困から抜け出し、国民の生活向上のためには、教育水準を高め、製造業を始めとした産業を育成し、雇用を増やして、富が循環するシステムを構築することが重要です。
そこで注目されているのが日本です。
日本は、これまでJICAを中心に日本のODAを使って、様々な活動をしてきています。
一例として、今や日本で食されるタコの大半は西アフリカのモーリタリアから輸入されています。現地の人はタコを食べないことから見向きもされていませんでしたが、日本人がタコつぼを持って行って、タコ漁を教えて、日本に輸出するシステムを導入したことで、現地の人々の所得向上に多大な貢献をしました。まさにこの活動は「魚の釣り方」を教えて、持続的な発展を支えた例です。
アフリカの人々にとって、メイドインジャパンの高品質な製品や、長年にわたるODAを実施するJICAや海外青年協力隊の活動のおかげで、日本は「信頼」と「誠実さ」の象徴になっています。
近年、アフリカから、日本人に来てくれ、一緒にやろうと言う声が益々大きくなってきています。
2025年8月には、日本でアフリカ開発会議(TICAD)が開催され、日本とアフリカの交流が活発になることが大いに期待されています。
今このタイミングは、日本とアフリカが手を取り合って協力し合う絶好のチャンスです。日本の未来のためにも、アフリカとの関係構築は極めて重要になってきています。